どうしたらピアノが弾けるようになるの?
2022/03/18
皆さん、こんにちは。ソナーレピアノ教室です。今日は「どうしたらピアノが弾けるようになるの?」の問題にお答えしようと思います。
子供のころにピアノを習ったんだけれど、思うように弾けるようにならなかった…そういう方は多いんじゃないでしょうか。
実際私が子供のころも(何十年も前です!)小学校に上がった時は大半のお友達がピアノを習っていたのに、小学校を卒業するころになると数えるほどしか続けていなかったように記憶しています。
あの子には才能があったから…いえいえ、自分で楽しむぐらいでしたら才能は関係ありません。
せっかく習い始めたピアノ、自分で思う通りに弾けるようになりたいですよね。
ではどうすれば良いのでしょうか。
ピアノが弾けるようになるためには…
ずばり練習です!
このブログでも何度も書いていますが、なんど強調してもしたりないのが練習なんです。
「え~、でも練習したよ!」という声も聞こえてきそうですが、その場合は練習量が少なかったのかもしれません。
もちろん練習の質も大事なのですが、その前に絶対量が少ないように感じます。
たまにレッスンでこんな場面があります。
生徒さん:
今日は練習したよ!
私:
頑張ったのね。じゃあ、弾いてみよう。
♪…♪…?
私:
あれ?まだ弾けていないみたいだね。もしかして今日レッスンに来る前にちょっと弾いたかんじかな?
生徒さん:
うん…
さすがにレッスンに来る前1、2回弾いたぐらいでは弾けるようになりませんので、練習したことにはなりません。
前回のレッスンからほぼ1週間経っているので、習ったことも忘れている可能性があります。
この例は少し極端でしたが、1週間のうちで数回弾いた程度では課題の曲を弾けるようようにはならないでしょう。
ではどの程度練習すればよいのでしょうか。
練習量の目安
まず先生が宿題で課題をだすとき、基本的には間違えずにスラスラ弾けるようになることを望んでいます。
そのためには、やはり毎日に近い練習が必要になります。
これは小学校の算数、国語と一緒です。
小学校の宿題では毎日のように漢字ドリルや音読、計算ドリルやプリントの宿題が出されるかと思います。
これはそれだけ音読や漢字の書き方、計算に慣れるためには量が必要だということなのだと思います。
実はピアノも同じなんです。
算数や国語と同じように毎日練習することによって量をこなし、ピアノを弾くことに慣れていくのです。
誰でも小1のときは計算でも読書でも、易しい足し算引き算やひらがなカタカナから始め、でも小6になるころには、もっと複雑な計算が出来たり、難しい漢字が読めるようになっていきますよね。
毎日の宿題をこなした成果ですね。ピアノも同じです。
毎日の練習を続けた先に自由に弾けるようになる世界が待っています。なので才能は関係ありません。誰でもピアノを楽しめるようになることは可能なのです。
そこでご提案です。
ピアノの練習を学校の宿題とセットにしてしまうのです。
学校の宿題の後に(前でも結構ですが)ピアノも必ず練習するという習慣をつけます。
学校の宿題は次の日に先生のチェックがあるでしょうから、必ずやりますよね。
ピアノはだいたい1週間に1回のレッスンなので、毎日の先生のチェックが入らないのも練習が習慣化しづらい要因かもしれませんが、学校の宿題とのセットの習慣化によって毎日出来るようになれそうです。
1日に練習する時間については個人差があり、また練習の始めの時期(レッスン直後、1週間の始め)と、次のレッスン前の終わりの時期では習熟度も違うので、時間も違ってくることでしょう。
目安としては時間というよりも、スラスラ間違えずに止まらずに弾けているか、前回のレッスンで注意されたことが直っているかを目標に練習されると良いと思います。
ピアノが弾けるようになるためには、趣味の習い事と軽く思わずに、算数と国語の宿題と同じぐらいの重要度で練習に取り組むことです。
少し厳しい意見かもしれませんが、ピアノを自由に弾けるようになった生徒さんたちをみていると、そう言うことができそうです。
今日お伝えしたことを知らずに、あまり練習をしないで結果的にピアノが弾けるようにならず辞めてしまうのは本当に残念でもったいないことです。そうならないように、これからも練習の大切さを常にお伝えしようと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。